やちよの教育
  
八千代町教育委員会教育長 高橋 昇

 国際化,高度情報化,少子・高齢化等,社会構造の変化や価値観の多様化により,子どもたちを取り巻く環境は大きく変化しております。学校教育に対しても,一人一人に応じたきめ細な指導の充実を図ることが求められています。

 まさに今こそ,一人一人の教師が教育哲学をもって発達段階に応じた系統的な指導を行っていくことが何より重要であると考えます。小学校中学年までは,「よく遊び,よく学ぶ」中で様々な体験をさせること。高学年では,「よく学び,よく考える」ことを通して判断力を育成すること。そして,中学校では,「集中して勉強する」経験を積ませ,体系的な学び方を習得させること。こういった「学びの体験」が,学力の定着と創造力の育成に結びついていくものと確信します。

 前述のことを踏まえて,以下のような視点をもとに子どもたちの指導に当たっていただきたいと思います。

 1 難しいことを子どもたちが分かるように,いかに易しく指導す

  るか。

 2 子どもたちにとって抽象的なことを,いかに具体性をもたせて

  指導するか。


 3 子どもたちにどれだけ指示・徹底が図れるか。


 これらの取り組みをより有効なものとしていくためには,一つは先生方と子どもたちの心の交流を図ること,もう一つは子どもたちに基本的な生活習慣を確立させることが,最も重要な基盤となっていることは言うまでもありません。

 基礎的・基本的な内容を確実に身に付けさせ,自ら学び自ら考える力や豊かな心,たくましく生きるための健康・体力などの「生きる力」をはぐくむことを基本的なねらいとして,本年度もなお一層創意ある教育活動が展開されることを期待いたします。

 また,心身ともに健全な児童生徒の育成には,学校と家庭,地域社会が一体となり,それぞれの教育力を十分発揮してこそ大きな成果があげらるものと信じています。保護者の皆様方ならびに地域の方々の,学校教育へのなお一層のご理解とご支援をお願い申し上げ,八千代町教育の充実発展に努力していきたいと考えます。