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14 木造十一面観音立像(もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう)                   1()


・県指定第160号 彫刻
・所在地:八千代町八町
・管理者:新長谷寺
・年代等:南北朝時代 貞和6年(1350)
・平成20年11月17日指定

 本像は、新長谷寺の本尊で観音堂内に安置されている。檜材を用いた寄せ木造、素地、玉眼嵌入の蓮華座上に立つ像高180cm、光背高236cm、長谷寺式の十一面観音像である。
 寺伝によると、本像は結城朝光が鎌倉で源頼朝に仕えていた頃から礼拝していたもので、結城に持ち帰った後、八町の地に堂宇を建立して安置したと伝えられている。
 像は雄大で威厳のある姿をしており、顔や衣紋、手足の指先に至るまで極めて写実的に表現されている。水瓶・舟形光背や蓮華台座には金箔が施されている。
 






※保存修理
 本像は、平成14年に保存修理が行われ、胸部から腹部にかけての内面に書かれた墨書から、制作年が「貞和六年」(1350)、仏師名が「大仏師」であることが確認された。
 結城市大輪寺の像高122.3pの観音菩薩立像も像内)り背面材に墨書銘があり、延文元年(1356)に制作され、仏師は「関東大仏師安路院祥房」であることが知られており、本像と同じ仏師による制作であると考えられる。県内でも制作年や仏師名が確認されている仏像は例が少なく、たいへん貴重な発見といえる。
 また胎内には、小仏像や銭貨、江戸時代に修理されたことを示す古文書が納められていた。小仏像は、高さ8.5pの朱塗りの厨子に納められた像高4.5pの十一面観音菩薩立像である。厨子内は全面に金箔が施され、6年(1853)の墨書銘がある。古文書は、願書2通、奉加帳6冊があり、これらの記録から江戸時代前期の延宝5年(1677)と幕末の6年(1853)の2回、修理が行われたことが確認された。




木造十一面観世音菩薩立像




胎内仏

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